最後の戦斗機

最後の戦斗機

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終戦近く―。南九州の某海軍特攻基地は、予備学生出身の将校で占められていた。司令部の情報係・白井中尉は、「飛行不能」を報告した西河二飛曹に、着任早々の司令・関根少佐が「攻撃続行」を命令したことにいたたまれない気持だった。そんな白井中尉を大学時代からの親友である副官・遠藤中尉は気遣った。ある日、鹿屋の艦航司令部から参謀・双葉中佐と補充の戦闘機が到着。やがて菊水十号作戦、第三次特別攻撃隊員の氏名が発表された。ある者は闘魂を燃やし、ある者は静かな諦めの中に、ある者は絶望に浸りながら身の廻りの整理にかかった。彼等を見る白井中尉の面持は、悲痛にゆがんでいた。しかし、不運にも出撃前に敵弾に倒れた三木中尉の代わりを、白井中尉は名乗り出た。出撃の日、白井中尉は東京から逢いに来た恋人・則子に何も云わなかった。同乗する清水二飛曹も、秘かに慕う従姉の宏子に、表面は元気良く別れを告げて来た。絶好の飛行日和を迎え、第三次特攻隊は飛び立った…。

ランタイム: 90 数分

品質: HD

リリース済み: Oct 17, 1956

IMDb: 10

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