サーバーで遊ぶ:
2 ビュー
硝子の葦
直木賞作家・桜木紫乃のミステリー小説『硝子の葦(がらすのあし)』をドラマ化。桜木作品をこのドラマで初めて映像化した。エロスに対し独自の視点から綴られる作風が多くの女性の支持を得ている桜木。本作も女性の業と情念から生まれる犯罪を性愛シーンを絡めながら巧みに描いている。桜木の実家が過去に経営していた釧路のラブホテルを思わせる「ホテルローヤル」が物語の中心だ。
監督は、映画『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』など、人の「再生」を描いた作品で高い評価を得ている三島有紀子。脚本は「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方~」等で知られる永田優子。女性クリエーター陣によって桜木の世界がどう具現化されていくか、大きな見どころのひとつだ。主演はNHK連続テレビ小説「マッサン」における敵役の演技が話題を呼んだ相武紗季。夫は実母の元愛人で、元雇用主とも不倫関係にあり、殺人事件を起こした上、焼身自殺を図る…というあまりに複雑な境遇のヒロインをどのように演じるのか。相武は官能的なシーンにもひるむことなく臨む。
画像